13/08/05
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グレゴリーに会うためポーツマスまで来た。
ベージングストークからポーツマスまでは、電車で南に1時間20分。
朝9時40分に駅に到着。グレゴリーが駅のベンチで待っていてくれた。
彼に会うのは1ヶ月半振りぐらいだろうか、仕事もなんとかうまくいっていて元気そうだった。
着くとすぐ街を案内してくれた。
「ここはどこだいグレッグ?」
「えーと、なんとか通りだと思うけど」
まだあまり街を散策していないらしく、どっちがガイドしているのか分からないほど、素晴らしいガイド振りだった。
チャールズ・ディケンズが生まれた家があると言うのでいってみた。
でも今日は残念ながら休館。
彼の生まれた家の前で期待が見事に裏切られてしまった。
『グレート・エクスペクテーション』とは良く言ったものだ。
しょげていてもしょうがないので、海を見に行くことに。
海の香りがやさしく、風がとても爽やかだった。
海に来たのはどれぐらいぶりだろう、なんだかとても懐かしい感じがした。
海岸沿いを歩きながら、ここ最近のことをを色々話した。
仕事のことや、家族のこと、ロシアのこと、久しぶりだったので会話が途切れない。
昔の軍艦が展示してある港があるというので行ってみた。
途中、灯台の横を通り過ぎて、ノスタルジアを感じた。
灯台の近くには、ネルソン提督の軍艦ヴィクトリー号の錨が展示してあった。
ポーツマスは、海軍の町なんだ。
昼飯にフィッシュ・アンド・チップスを食べる。うまかった。
1時間ほどあるいて、ようやく戦艦が展示されているドックランドまで辿りつく。
港に入りすぐ左に、初めて鉄で船体がつくられた船という、ウォリアー号があった。
さらに奥には、ネルソン提督が、トラファルガーの戦いで指揮をとったという
ヴィクトリー号が堂々と建っていた。
船の横壁という壁には、大砲用の穴がぎっしり。後で読んだ所によると、全部で104つもあるらしい。
船を一周した後、反対側にある、Royal Navy Museumに入ってみた。
この博物館は、時代順に3つの建物に分けられている。
トラファルガーの戦いを主なテーマとした建物の中には、
戦いの時代背景や、ネルソン提督の偉業をよく説明した映画が上映されていてとても勉強になった。
博物館のいたるところに、その時代を極めた様々な戦艦の模型が飾られていて、なかなか面白かった。
博物館から出てきてもまだ雨が降っていたので、
スターバックスでゆっくりとすることにした。
僕もグレッグもショッピングにはあまり興味ないんだ。
週末の時間の過ごしかただとか、上司・同僚の話やら、トルストイのことやら色々しゃべった。
8時の電車に乗って帰る。
楽しい一日だったよ、またそのうち会おう、グレゴリー。
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