17/06/05
ENGLISH
'VARIOUS LIQUIDS CARRIED BY VIRTUE OF THEIR OWN WEIGHT
FROM VARIOUS POINTS TO FORM A POOL OF VARIOUS
LIQUIDS AT A POINT OF ACCUMULATION'
Lawrence Weiner, 1978
朝9時頃起きる。
ビヌーのエスプレッソ・マシーンを試してみた。なかなか美味いな。
朝飯には昨晩の残りの、フランスパンをかじった。
午前は、センター・ポンピドゥーに行った。
この近代美術館の外装は、パイプやらエスカレーターやらが外にすべて出ていて、とてもユニークなデザインだった。
僕は常時展示室のチケットを買い、ソフィーは一時展示のチケットを買っていた。
6階までエスカレータで昇り、パリを一望した。
遠くのほうにエッフェル塔が見えた。
パリの街は色が綺麗だった。
ポンピドゥーはとても面白かった。
なんでもアートになってしまうんだなあ。言葉までも。
でもどこからアートになるの?なんて思ったりした。
昼飯は、ポンピドゥーの近くのパン屋でフランスパンを買って、ビヌーの家から持ってきたハムをはさんでサンドイッチにした。
昼食後、「Le Marais」という、ゲイがたくさんいると言われている地域に行った。ソフィー曰く、店がトレンディーらしい。
確かに素敵な地元の店が沢山立ち並んでいて、素敵な町だった。
皆カフェの外のテーブルで、リラックスをしていた。
「これが典型的なフランスのスタイルよ」
とソフィーが補足してくれた。
ここから、「Rude de Rivoli」を歩いて、ルーブル美術館まで下る。
こんな馬鹿でかい建物は今まで見たことがない。
ルーブルには日曜日に行こうと思っていたので、今日は少しみるだけにしておいた。
真夏のように暑い日だった。
ルーブル美術館のすぐ脇に、セーヌ川が流れていた。
セーヌ川沿いをSt-Michel方面に歩いていった。
歩くこと20分ほど、ノートルダム大聖堂が見えてきた。
ロンドンにある、ウェストミンスター寺院とそっくりだ。
少しなかに入って休む。
Boulevard Saint-Michelを南に下って、ルクセンブルグ公園に入った。
皆日光浴をしていて、なんとも和やかな雰囲気だ。
フランスの空はイギリスの空よりもやはり少し青いような気がした。雲が少ないからだろうか。
公園で一時間ほど休んだ後、パリの北に位置するモンマルトル地区に地下鉄で行った。
ここには、高い丘があってその上にきれいな教会が建っている。
ここから街全体が眺め下ろせた。とても綺麗だった。
丘を囲むように店が沢山立ち並んでいて、ぶらぶらと見歩く。
この辺りで、僕は気付いた。
フランス人はイギリス人よりもフレンドリーだということを。
店に入るとかならず「ボンジュール」と挨拶してくれるし、何か買うと「メルシー」と言ってくれる。
イギリスはこれがめったにないんだなあ。
ストレスのせいか?それともカルチャーか?
再び地下鉄に乗り、シャンゼリゼ駅で降りる。
有名な凱旋門を見た。フランス国旗が門の真ん中に靡いていてかっこよかった。
シャンゼリゼ通りはかなり賑やかだった。店やら銀行やらがあちこちに立ち並んでいる。
再び地下鉄に乗り、Trocadero駅で降りる。
出るとすぐエッフェル塔が見えた。
初めてこの目で見る、エッフェル塔は予想よりも美しかった。
ちょうど夕暮れ時で、雲が赤く染まり始めていた。
「パリに来て、エッフェル塔の上に登らない
なんて馬鹿よ」
と言われたので、登ってみることに。
頂上は既に閉められていたので、2階までしかいけなかった。
でもとっても綺麗だった。
素晴らしい一日だった。
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