11/09/04

 

    2日目 土曜日。 スランデュデュノーを後にし、バスで小一時間、ウェールズ北西、カナーヴォンに行く。ここには、エドワード一世が、ウェールズ攻略
のため、13世紀後半に建設したカナーヴォン城がある。イギリスで城は前にもいくつか見ていたが、これほどにまで大規模なものは見たことがない。
入場料金£3を払い、いざ見学。城門をくぐり、まず先に目に入ったのが、大きな中庭。その中央部には、イギリス国王の戴冠式のが行われる丸い
石がある。中庭をぐるっと360度高い城壁が囲んでおり、その所々に入り口があり、そこから城の、迷路みたいな通路を探検できる。冒険心がくすぐ
られた。




    城の通路と言う通路を歩き回る。狭い螺旋階段を登り、見張り台からカナーヴォンの町並みが見下す。城の真横には綺麗な川が流れており、
その向こう岸には緑の草原が広がっている。とても綺麗だった。1時間半ほど見学しただろうか、いくつもの螺旋階段を登り下りしたため、足にガタがきて
しまった(情けない!)しかし、この城のすべてを見ようと思ったら2時間以上はかかるのではないか。中には、小さな映画館や、戦争博物館まである。

    カナーヴォン城を見学し終え、街で昼食をとることに。イギリスと言えば、やはりフィッシュ・アンド・チップスということで、雨の中、店を探し回る。大通り
から少し外れたところに、一つ発見。ウェールズは海が近いから美味しいのが食べられるのではないかと予想していたが、予想は見事的中!
バーミンガムではすでに揚げたものが売られているが、ここでは注文後、その場で揚げてくれた。3人にとって、初めてのフィッシュ・アンド・チップス、
「うめー、うめー」と食べていた。




    昼食後、再びバスに乗り、来た道を戻るような形でスランデュッデュノーのすぐ南、コンウィーに向かう。着いたのは3時半頃,雨が本格化してくる。
コンウィーは城壁に囲まれた小さな町。お土産を買いながら、ぶらぶらと街中を歩く。コンウィーにも、有名な城はあるが、雨が降っていたことと、
時間もなかったので、今回はパスにすることにした。五時半頃の電車に乗り、コンウィーを後にする。

    バーミンガムに着いたのが夜の8時頃。店はすでにどこも閉まっていたが、買い置きしていた食料を使い皆で晩御飯を作ることに。とはいっても、
皆疲れていたため、チキンをオーブンに放り込み、焼きあがるのを待っている間に、お茶漬けとサラダで腹の足しにする。Sは何を間違ったのか、
三合しか炊けない炊飯器に五合分ぐらいの米を詰め込み炊いてしまう。皆で爆笑である。



    今晩は皆疲れていた。無理もない、25時間かけてイギリスに到着したその足で、ウェールズまで行き、一泊して帰ってきたのだから。

    明日は教会だ!