10/09/04

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    兄とSとIが遥々日本からやって来た。早朝3時半、彼等の到着時間5時50分に合わせ、 バーミンガムからヒースロー空港行きの バスに乗る。


    1年振りのヒースロー。イギリスに着いた時のことを思い出す。アラ イバル・ゲートでカメラを構え、待つことわずか15分、3人の姿が見える。
兄とSとは1年振りの再会、なんだか妙に嬉しかった。I とは、
前に教会で会ったことがあるらしいが、僕は失礼ながら全くどんな人が覚えていな
かった。「おとなしめで、真面目な青年」、僕の第一印象
である。

    空港から、ヒースロー・エキスプレスに乗り、パディングトン駅まで20分。3人とも車窓から見える初めてのイギリスの景色を楽しんでいた。
パディングトンからは、Sの「ロン ドンの街中を見たい」という要求に答え、1時間ほどぶらぶらとベーカー・ストリート周辺を散歩する。しかし今日
はロンドンでゆったりとはできない、午後からウェールズに行くという、破壊的なプランがあるからだ。マリーンボーン駅から、朝8時40分の
 列車でロンドンを後にし、バーミンガムへ向かう。



    バーミンガムへ到着したのが、午前11時前。さっそく、僕の大学へ行き、荷物を置く。しかし、これも束の間の休息、午後2時にバーミンガムを
後にし、リバプールへと北へ向かう。電車の中で、僕が昼飯に作った巨大サンドイッチを皆で食べる。Sは早速日本に手紙を書いていた。



    リバプールに着いたのは、午後4時半。しかし、リバプールにはお土産をすこし買いに来たようなもの。1時間弱でこの街を後にする。この無理な
スケジュールと、マレーシア経由23時間という長旅が合わさってか、ウェールズ行きの電車で3人はぐっすり夢の中。ウェールズの
スランデュデュノ・ジャンクション駅に着いたのが、夜9時頃。初めて来たウェールズ、文字の表記が英語とウェールズ語で書かれているのに
驚いた。




    一日目の宿泊場所はスランデュッデュノ・ホステル。予想以上に豪華なホステルでみんな大喜び。
   
    今日は旅行初日からして、本当に濃い一日だった。




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