16/09/04



「ラーメンマンとは私のことです」

    7日目 木曜日。朝7時半ごろ起き、ホステルで朝食を済ませる。さすが、ユースホステル協会に加盟しているホステルだけあって、朝食も豪華だ。
ハムが出 た!紅茶・コーヒーも無料である。皆、元を取ろうと必死に食べる。

    ホステルを出たのは、9時過ぎ。イングランド南東部にある、巨大な白壁セブンシスターズを目指し、10時にソールズベリーを発つ。途中2回乗り
換えをし、セブンシスターズのあるイーストボーン駅に午後1時に辿り着く。

    イーストボーンは超綺麗な港町。お腹が空いてきてたので、フィッシュ・アンド・チップスの店を探し周る。店は、海辺のすぐそばにあった。フィッシュ4つと
 チップスを1つ注文すると、その場で新鮮なのを揚げてくれた。味のほうは少々薄味だったが、真っ青なイギリス海峡を見ながら食事ができること なんて、
そうめったにあったもんじゃない。感謝である。




    さて一行は、待ちに待った(特にSの喜びようと言ったら!)、セブンシスターズに向かう。3時半過ぎ、712番のバスに乗り、いざ出発!このバスからの
景 色がたまらなく良かった。イーストボーン、素敵な町だなーと憧れの念を抱く。バスに乗ること、30分。セブンシスターズのビジターセンター前で下車
する。センターの方によると、セブンシスターズまではここから歩いて1時間ほどかかるとのこと。しかし、そんなことは問題ない。この旅、既にかなり歩い
ているの で慣れたものですよ。Sなど「苦労して見ると、また一段といいに違いない」みたいなことを言っていた。

    Sの言ったことは、間違っていなかった。もしセブンシスターズを、ほんの5分程度の歩きで見ていたら、きっとあれと同じ感動は味わえなかったに違い
ない。僕達は、1時間以上期待に期待を寄せながら草原の一本道を歩き続けた。




    そして、遂に見えた。イギリス海峡と向き合うように聳え立つ、白く巨大な崖が。



    目指していた丘に辿り着き、そこからセブンシスターズを一望に収める。皆、大はしゃぎ。




    丘の上から万遍なく見た後、崖の下まで行こうと試みたが、生憎川が間に流れていて、近くまで行くことができなかった。きっと、別のルートで行か
なければならないのだろう、少し残念だった。でも、きっといつか又来れるさ。

    帰りは来た時とは別の、川沿いのルートをとることにした。ちょうど夕暮れ時の光が草原に反射し、とても綺麗だった。




    イーストボーンを出たのは、7時過ぎ。ドーバーのユースホステルに辿り着いたのが夜の10時40分。受付が閉まるぎりぎり5分前だった。
今日の晩飯は、3人がイギリスに来てから3度目のフィッシュ・アンド・チップス。皆ちょっと飽きが来たようだった。明日はカンタベリーに行く。