20/06/05

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朝6時半に起き、8時44分発のGare LyonからBesancon Viotte行きに乗った。

TGVで2時間半南に下っていった。

TGVは日本でいう新幹線で、とても早かった。フランスの鉄道システムは噂どおり、なかなか良かった。

Besanconに11時15分に着く。

まず駅の売店で地図を買って、売店の人に近くに昨晩ソフィーが電話で予約を入れてくれた

ユースホステルがどこか聞いてみた。

「英語しゃべれますか?」

「いいえ」

この噂も本当だった。フランス人は英語がしゃべれない、しゃべれる人もしゃべりたがらない!

このような事態を予測してソフィーが作ってくれたメモを利用することにした。

このメモには基本的なフランス語が書かれている。「ユースホステルを探しているのですが」とか、

「ハイキングをしたいのですが」と行った具合だ。

この紙が僕のライフラインになるとは思わなかった。見事にだれも英語がしゃべれない。

店の人に駅員を紹介してもらい、この駅員がバスの運転手に事の次第を告げてもらい、

この運転手に乗り換えのバス停まで乗っけていってもらい、次の運転手がユースホステル前で下ろしてくれた。

綱渡りのようだった。本当に無事着けてよかった。

なかなか綺麗なホステルで、個室だった。マンションの使われていない部屋をホステルにしてるらしい。

少し休憩した後、Besanconの街を見学することにした。

まず、ツアリスト・センターに行って地域の情報を集める。

この街は、周りが川でほぼ囲まれており、自然の要塞のようになっていた。

サンドイッチを手に、街をぶらぶらと歩く。

とても綺麗な街だった。




街の東側の丘の上に城が建っており、昼食後見学してみることに。

中には入らなかったけれど、なかなか雰囲気は味わえた。

空が海のように青かった。






4時過ぎ、ツアリスト・センターの方に教えてもらった、ハイキング・ルートを歩いてみることした。

川を渡った街の南側の丘のふもとにのスタート地点があった。

丘の上には、第二次世界大戦の時にアメリカ兵の陸上部隊によって使われた要塞があった。

「一般人立ち入り禁止」のサインが読めなかったので、そのまま入って行ってしまった。

ここに住んでいるらしい人に注意されたが、写真を撮りたいとの事情を説明すると親切に景色の良いところまで案内してくれた。

この人はここから朝日を見るのが好きなんだとか。なかなかの眺めだった。




居心地のよい丘だったので、今日はハイキングはやめ、ベンチで読書していた。

1時間ほど昼寝して街に帰った。

夕焼けが綺麗だった。




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