22/08/06

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朝、雨が降っていた。

ホステルを7時に出る。まったくなぜこんなに早く出たのだろうと思いながら、駅に向かって歩く。

まだどこの店もしまっていた。仕方なく24時間営業のバーガーキングでコーヒーを飲んで時間を潰す。

8時過ぎに、地下鉄でIsator駅まで行く。

ドイツ博物館は、Isator駅から歩いて10分、Isar川の島の上に建っていた。

まったく傘を貸してもらったマイクにお礼を言わなくてはいけない。

ドイツの天気もイギリスのように気まぐれだ。よく雨が降る。







9時の開館と同時に入る。.



この博物館は相当面白かった。

かなり専門知識がなくては、真に楽しめない大英博物館とは対象的で、

ドイツ博物館は、まったく予備知識がなくても、心底楽しめる。

なにせ、どの展示物にも、とても親切な説明文がかかれている。

だれが発明をし、その発明が文明にどのような影響を与えたかが、子供でもわかるような文体で

わかりやすく書かれている。

親子連れの家族が多いのも理解できる。



例えばこんな感じ



アメリカへ渡った当時の移民船の様子



ドイツの潜水艦、U1。

中はとても狭かった。



飛行機の実物モデルが何機もあった。

ライト兄弟の飛行機から現代のジャンボジェットまで、

飛行機の発展が順序良く展示されていた。







これは、フーコーの振り子も展示されていた。

フーコーは地球の自転を、振り子を用いて証明した、フランスの物理学者。

ドイツ博物館の振り子は60メートルで、なかなか見事なものだった。

緯度90度の北極と南極では、メモリが地球の自転と同じだけ動くため、振り子が24時間に一回まわることになる。

赤道上に振り子を置くと、メモリはまったく動かない。

ドイツ博物館では、一時間に11.5度ほど動くらしい。

ぼーと見ていると、地球が回っているのが、感じられる気がする。




Textiles



Astronomy




Sailing



子供をつれてきたらとても喜ぶと思う。



博物館から外に出ると、雨がすっかり止んでいた。

歩いて、Viktualienmarket(市場)に行く。

広場では、フルーツ、魚、ビールやチーズなど様々なものが売られていた。




ビアガーデンもある。





この市役所は何度見ても、ぽかんと口が開いてしまう。







昨日行った、ノイエ・ピナコテークの向かい側にある、アルテ・ピナコテークに入る。

予想通り、14世紀から18世紀の絵画が展示されていた。

ルーベンスのコレクションは素晴らしかった。

入場料は、学割でたったの1ユーロ。




王宮の庭, Hofgarten




このピナコテーク・モダン美術館もみたかったけれど、残念ながら時間がなかった。

入ったときは、閉館30分まえだった。

ドイツ博物館にかなり時間をかけたからなあ、でもその甲斐はあった。





王宮の庭にあった、噴水(の一部)。



アルテ・ピナコテークからホステルへ向かっている途中、

公園で巨大チェスをしている人たちがいた。





ミュンヘンのランドマークは、Frauenkircheという2つの時計塔だ。

100メートル以上の高さなので、けっこう写真に収めるのが難しい。




一日中歩きつづけてかなり疲れていたので、教会の扉を開けた。

教会は休憩場所ではない。

だからこの素晴らしい一日を感謝するために祈った。




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