19/06/07

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ユースで朝食を済ませた後、荷物を預け、

サグラダ・ファミリアを見学しにいった。

正面入り口にある、イエス・キリストの生涯をあらわした、石の彫刻群に感銘をうけた。

エレベーターで上がると、この大聖堂の未完成さが見て取れた。

本当に工事現場という感じだった(いや、工事現場なのだが)。

現在、8本の鐘塔が完成しており、残りそれらの2倍の高さになるという、鐘塔が4本建てられると説明にあった。

建設が開始され125年も経つというのに、まだ50%しか完成していないと書かれていた。

現在鐘塔には実際の鐘はなく、メガホンから録音されたベルの音が鳴る仕組みになっていた。

実際すべて鐘が入れられると、どんな音がするのだろうか聞いてみたいものだ。

けれど、その時僕は死んでいるかな。

ガウディは、デザインする上で、自然からさまざまなヒントを得たと書かれていた。

この礼拝堂も、森をイメージしてつくられている。

確かに森だ。

この悲しみを見よ!

大聖堂の地下には博物館があり、建設の歴史やガウディ本人のスケッチ、又ガウディが影響を与えた世界の建築家達が紹介されていた。

葉っぱがクローズアップされた写真・オブジェがあり、

ガウディの自然の考察が窺えた。

サグラダ・ファミリアを堪能した後、街を歩き回る。

市場があったので入ってみた。

さすがに魚を買って、それを焼いて、昼飯に食べるってことはできないよねえ。

バルセロナは細道がたくさんあり、歩いていると猫になった気持ちになる(こんなエクスプレッションはないか?)。

旧市街全体がおおきな迷路のようだった。

フィルムが切れたので、3本新しく購入した。

その矢先に、カメラが壊れた!マイ・プレシャス・カメラが壊れたんだ!

スターバックスに急遽ピットインして、直そうとしたが、シャッターが上がらない。

電池が切れたせいだろうか?

日差しの強いバルセロナで感度の低いなめらかなフィルムを使って写真を撮り歩くのを楽しみにしていたので、

このハプニングはプラハでパソコンがウィルスにかかったことよりも、僕の心臓を傷めた。

日本に帰国したら、直そう。

熱気で遠くが揺れて見えるほどの暑さだったので、

日中は美術館の中でゆっくりしようと思い、街の西側にある公園に行く。

公園は丘の上にあり(ここまで登るので汗だくだ)、景色がなかなかよかった。

バルセロナは建物が低い。

遠くにあるサグラダ・ファミリアもよく見えた。

ミロ美術館を見学する。

ミロは60年代に日本を訪れていると書かれていた。

漢字やひらがならしきものが絵の中にちりばめられているのはその影響だろうか。

小学校の遠足で来ている子供達がはしゃいでいた。

遠足でミロの美術館に来られるなんて君達はなんて幸せなんだ

とはしゃぐ子供達に声をかけたくなったが、

僕も昔はモダン・アートなんて子供遊びみたいなものだと思っていたので、言えたもんじゃない。

人は成長するものだ。

Hope of the man condemned to deathとう絵に、想像を掻き立てられた。

続いてMseuu Nacional d'Art de Catalunya (MNAC)に入る。

いわゆるオールド・マスターズの絵画がたくさんおかれた美術館で、

Fortunyの素敵な絵が何枚かあった。

街をさらに歩く。

預けておいた荷物をとって、今日一泊だけする海の近くのユースに移動した。

Rambla通りを歩く。

このユースはいまいちだった。

今日もたくさん歩いたなあ。



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