18/08/06

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今日はマイクが休暇をとってくれたので、彼のドライブで、マルティン・ルターが新約聖書をラテン語からドイツ語に訳した街、アイゼナハ (Eisenach)を訪れ た。

アイゼナハはフランクフルトから車で約3時間、ドイツの大体真中に位置するThuringia州にある小さな町だ。

ドライブをしながら、ジョン・パイパー(有名なアメリカの牧師)のCD説教集のルターのことを取り上げた個所を聴く。

1534年にマルティン・ルターが新約聖書を翻訳した以前、聖書は原文からラテン語にのみ訳されており、ごく少数の聖職者にしか理解できないものだった。

ルターは、人は行いによらず、信仰によって救われると説き、宗教改革を起こした。

当時、聖書を一般の民衆が読むことのできるドイツ語に訳すことは、神への冒涜とされていた。

そんな中、ルターは勇敢に立ち上がり、命をはって聖書の言葉を忠実に説き明かしたわけだ。

ルターは、調べれば調べるほどおもしろい人物だ。

アイゼナハに11時に到着。




街の中心には、もちろんルターの彫像が建っていた。



これがメイン・ストリート。



まずLutherhaus(ルターの家)に入ってみた。ここにルターが若い頃数年間すんでいたらしい。

資料館になっており、ルターの生涯を紹介していた。






アイゼナハは実は作曲家バッハの生まれ故郷でもある。

バッハの家は戦争中に破壊されてしまったが、戦後立て直され、現在は資料館になっていた。

Bachhausの前にあった、バッハの銅像。



各部屋の内容が説明された日本語の紙をもらえたので、なかなか楽しめた。

ちょうど、ミニ・コンサートをやっており、昔の楽器を使った演奏を聴いた。







昼食後、丘の上に建てられた、ヴァルトブルク城を見学する。

この城は、11世紀にチェーリンゲン州の統治者、ルイ2世によって建てられた。

1211年から1228年の間には、聖エリザベスが住んでいたとされ、

16世紀初頭には、マルティンルターが新約聖書をドイツ語に翻訳した部屋がある。

現在はユネスコ世界遺産に登録されている。









城の中からの景色はとても綺麗だった。






この部屋でルターが聖書を翻訳した。

あとで読んで知ったことだが、今でも悪魔にむかってインク瓶を投げつけてできた、インクの染みが残っているらしい。

翻訳にかかったのは、1年以下(たしか9ヶ月とかだったようなきがする)というから、もの凄い勢いで翻訳したに違いない。

ルターが翻訳したドイツ語の聖書は、現在でも広く使われている。



塔の上で一枚。




ヴァルトブルクに来る前は、自分にとってマルティンルターは歴史の教科書に載っている人物にすぎなかった。

しかし、こうして一日彼の足跡をたどることによって、

もっと近い存在になったような気がする。

とても勇敢な人物だった。

クリスチャンとして、学ばなくてはいけないことがたくさんある。



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